アルメニアとアゼルバイジャンの衝突について、おそらくこのようなことになっているのだろうと推察される。
1)まずこの軍事衝突はアルメニアの現首相のパシニャン首相の本意ではない。
2)アルメニア内部の別の政治勢力(今回は野党)が勝手に始めたテロ行為があり、それにたいするアゼルバイジャン側の鎮圧である。
3)パシニャン首相側与党が国内の一部野党の暴走を抑え込めれば軍事衝突は終わる。
https://x.com/Caucasuswar/status/1704193943984853141?s=20
https://x.com/Caucasuswar/status/1704179561917730835?s=20
そう考えた理由 1)について。2023年の初夏にアゼルバイジャン&アルメニア両首相は積極的に会合を開いている。停戦は合意しており、そもそも外交チャンネルは正常に機能している。
2)について。実はウクライナの例でも、2022年2月16~19日の間にウクライナ政権とは独立した、ドニペドロフスク州コロモイスキー州長官の私兵集団が砲撃を行っていた。ロシアが進行する以前に先に挑発していたのはウクライナの政権のコントロールを外れていた下部組織であり、当時ゼレンスキー大統領は下部組織がロシアを挑発することを批判する声明を公開していた。
同種のことはコーカサスではよくあり、今回のパターンでも類似性を感じる。
よくある偽旗っぽい感じ。