あまりにも目先の課題のやりたくなさに電脳の海を逃げ回っていたら、
興味深い記事を見つけた。
なんだ、僕のことかと思った。
ただ、一つ、僕が違うことがあるとすれば、
僕は本業のほうはのんべんだらりだったが、
彼の音楽活動に当たるほうは決しておろそかにしてこなかったってことだ。
それまですごく共感しながら文章を読んでいたが、
音楽は目立たないところは適当に弾いた、という文面を読んだとき、
「いや、それはだめだろ」とその瞬間に突っ込んだ。
そこにナチュラルに違和感を感じた自分を再発見したことで、
逆に以下に他の部分にいかに適当だったかを自覚した。
困ったなあ。
本質的にはロックな方の分野にしかのめりこめない人間なのだろう。
これほど叩かれるのが嫌い、本気を出して打ちのめされるのをおそれる性格でありながら、下手糞作を当時なりの全力で作ってそれを手に持って自信満々に現場に乗り込んでいって、当然のごとく叩き潰されてきた。
(幸い、ネット上で公開したわけではないので、それら下手糞だった時代の痕跡はないが)
やるたびにこんなことやめようと思ったけど止められなかったので、
いま一応、それを自分の軸として誇れる程度のスキルは身に付けられている。
だから、本当に紙一重だったのだ。
僕は幸運だった。彼は一年先を行く先人だ。
大変参考になる。