荷内思考開発所

ありがちなことばでありがちなことものを考えてみる

といいつつも面の皮厚くここではスタンスを変えず書きつづけてみます所存です…

さいきん。「『誰かのために』刺さることだけを目標として、創作なり熱い想いで作品を作り続けるにはちょっと互いに歳をとってしまいましたな。笑」 という内容を友人と話しておりました。 僕もそうだなあ、そうだよなあ、もっと熱い何かというよりは、落ち…

アニメのクラウドファンディング前の周知活動の困難さについて

先日の記事でも述べた通り、僕が作っているのはアニメでした。 そこで、クラウドファンディングという手段で制作費を募ることにしたのですが、そのための事前準備が思っていたよりむずかしいな…というのが今のところの感想です。 とくに難航しているのが、「…

実は、完全新発想による新技術を用いたアニメを作っていました。

こんにちは。おひさしぶりです。 実は、僕が先日から述べていた挑戦というのは、自主開発したまったく新しい発想によるフルCGのアニメ制作のことだったのです。 大学院の専攻は、全く違う数値計算を用いた理学に値する分野でしたが、そのなか、進路を自主…

映画鑑賞日記 ①

映画鑑賞日記(防備録的メモ)です。続くかは未定。 ◎イエスタデイ yesterday-movie.com ビートルズにあこがれたノルウェーの高校生たちの話。面白かったです。 ◎レッドタートル red-turtle.jp 台詞がないままシナリオをつづるというのはどういうことだろう…

ロボットになった自分

最近、自分から動かない限りは他者といっさい関わらなくてすむ、という環境を作り上げた。 もちろん、いっさい、といっても、日用品は店舗で購入するし、宅配便は人間から受け取るので、いっさいではないという反論はあるかもしれない。 しかし、それはサー…

(社会で)生きるとは、終わりのない文化祭に参加し続けること

……と、捉えてみたら、なんだかしっくり来ませんか?

心地よい交流のラインは人それぞれ

結局のところ、ひとと交流したい適切な距離感の理想像みたいなのって、それぞれの人にとっての想的な距離感は、ひとりひとり、別の長さを持ち合わせているのだろうと思える。 僕がいままでなんとなくあちらこちらの共同体(コミュニティ)に違和感を感じたの…

他の人の「変化」にきたいしない

ここ数年で、自分の意識が非常にめまぐるしく変わり、性格もかなり変わったんじゃないかな、と感じることが多々あります。そして、周りを見渡してみても、おなじようにいろいろ考え方が変わったり、話す内容が深化してきた友人知人も多くいます。 しかし一方…

アカデミックの大理石にやわらかい爪跡だけ残して、去る。

アカデミックの大理石にやわらかい爪跡だけ残して、去る。 ……というのがいまの近況ですかね。といいますかこれが今日今この瞬間の気分です。 僕は人類に新しい知識をもたらすのは、やはり役目ではなくて、いや、やってみたかったし、すこしばかりはなにがし…

二年前の自分の日記が見れないという変化について。

さいきん、これから自分が取り組んでいく内容について話をしたところ、「天職ですね」といわれました。 就職活動を通して、「天職」が存在しなかったことをたしかめたから、その職業を創ることにしたので、それはもう、もちろん「天職」です。 目の前に、暗…

日本で芸術が必要とされていないのは、まだ「感情」がアウトソーシングされるほど、社会の合理化が進んでいないからかもしれない。

最初に述べておきます。私は「芸術」を作っていた側の人間です。 しかしながら、世間を俯瞰すると、どうもこの国では、純文学とかアートといった「芸術」作品にはなかなか市場価値がつきにくい様子です。権威のついた作家の作品は、それは「権威のあるもの」…

我思う故に我在り

かの有名なデカルトの言葉を少し引用してみたわけだけれども。 もちろん、そのデカルトが一体何をもってこの言葉を残したのかその心中は僕には定かではないけれども、僕はなんとなくその言葉にある種のシンパシーを感じた、まあだからいまこういう風にブログ…

理解はしないけど「そういうもの」だと認めるものはある。 おそらく生育環境によって刷り込まれてきた先入観~1

おそらく後天的に身につくた先入観について、案外その影響は大きいのかもしれないという話。 ある人(A氏としておく)が、美術分野の芸術家と日本のロックグループと雰囲気が似ていると語っていた。その例えは、わからなくもないけれども僕にとってはあまり…

面白さをさがして-(1)

一つ一つ、勉強を重ねていくうち、表面をさらっただけで面白いと思えるものがどんどん減ってしまう。 その代り、学べば学ぶほど、より深く楽しめるようになるものことは増えていくのだから、けっきょく総量としての「感じられる面白さ」のこすうは変わらない…

露呈したときの弱さは罪か?

よく、お金が絡むと人が変わるとか、 酒を飲むと(悪い意味で)人が変わる等いうけれど、 それって、弱さが露呈することをいうんだと思う。 そして、その弱きを露出した状態で、その人が、周りの人にやつあたりして傷をつけたり、逆に周りに寄りかかりすぎて…

一般に思われているより、知的能力は遺伝しないのかもしれない~よくできている生命 1

成人した親子同士で、話がかみ合わない、意識も合わない、という話をいたるところでよく聞きます。 それは、裏を返せば、遺伝的つながりのある者同士は思考の方向性、知識水準、記憶力その他もろもろが似ていて当り前みたいな暗黙の了解があるがゆえに、必要…

無意識の思考の純化/鈍化と世間の期待

僕は、「勉強ができる、頭がいい、賢そう」と称されるのが嫌だった。 砕けた口語体でしゃべっているつもりでも、発言内容への厳密さを求めるあまり、つい具体的に具体的に、そして、誰にでも明瞭な尺度(数値などといった)を交えて話す癖を、あまりこころよ…

ふりかえって ブログ貯蔵博物館

本ブログの内容を久しぶりに見返して、博物館みたいだなと思いました。 博物館って、展示しているのがすべてではなくて、目的は収蔵品の保管と研究、管理なのだそうでして。 このブログの管理画面を、久々に、開いてみて思ったんですけど、 公開しているほう…

中東はほんとうに危険地帯なのだろうか―平穏な毎日がふと崩されるという瞬間

なんとなくではあるが、日本は安全、中東は危険 というイメージが日本人には定着しているように伺える。 シリアにしろパレスチナにしろ、日本の報道だけを見ると、あたかもそこがいつも紛争の起こる危険地帯であるかのように見えるのは、それは勿論そう感じ…

当たり前だと思っていたことが突然なくなる現象とその予兆。

気に入っていた服のメーカーが、トレンドに合わず、消えた。 数年前は当たり前のように買えた物が、もう買えなくなってしまった。 それは、まあいいのだけれども。 出版業界が斜陽と聞いて、当たり前のようにスルーしている自分がいる。 出版業界に体力がな…

リアルタイムで流行の映画・音楽等々を追うメリットについて

僕は、流行のものにあまり関心を持てない性分で、あー面白そうだなー、と思いつつ、興味を持つの自体を先延ばしにしてしまう傾向がある。 しかし、別にそれが嫌いとかいうわけではないので、そのコンテンツが多くの人から忘れた頃に、ふと手にとってみて、鑑…

時間とわがまま

実を言うと、漫画を読んだりアニメ鑑賞が趣味という人の気持ちがさっぱり理解できない。 外から与えられた物語というのは不自由なものである。 始まりも終わりも自分で決められないし、時間を拘束される。 僕は決まった時間を拘束されるのは死ぬほど嫌いだ。…

思っていたより、強烈な刷り込みだった―。アポロ11号の月面着陸の歴史から

今まで全く疑いもせず、アポロ11号は月面に着陸し、人類は当時月に降り立ったのだと漠然と信じていた。 いや、それを否定する人の存在は知っていたが、むしろそちらのほうが根拠をでっちあげている感じていた。 キューブリックの2001年宇宙の旅をみて、196…

現代人の考えるSF

ってのを書きたいなあと。 たとえばサイボーグをテーマにするにしろ、 多分石の森SFや士郎正宗の時代より、もっと身近な感じになると、思うんだよね。

割と冗談じゃなく、今の日本のマンガ・アニメはジャパニーズ・モダン・浮世絵だと思っている

ジャパニーズ・ガラパゴス・ウキヨエ その流通している文化圏の当事者は決してそれが独自の文脈による洗練されたデフォルメ技術だとは、気付かないような、エンターテイメント文化。それがジャパニーズ・ウキヨエ とすると、現代のマンガアニメゲームなどは…

どうして創作論は人気を集めるのか

創作論とは、妙に、あまたの人々の関心を引くらしい、不思議なコンテンツだ。 個々の小説といったコンテンツ自体よりも、むしろ『どのように作家は物語をつむぐか』という方法論のほうが人気なんじゃないかと思えるほどである。 それは、多分、作中に『神が…

人生において挫折もどん底も経験したことがないです

自分で、挫折経験がある、とか、どん底を経験したっていえる人は、 よっぽど大変なことを経験したんだなあと思う。 僕は自慢じゃないけれど今まで生きてきて挫折もどん底も味わったことがない。 というか、何を持って挫折というのか、どん底というのかがわか…

インターネットで先人の知恵を借りる

あまりにも目先の課題のやりたくなさに電脳の海を逃げ回っていたら、 興味深い記事を見つけた。 効率的な単位の取り方 : くだらん日本の私(雑記帳) 研究で承認を得ること : くだらん日本の私(雑記帳) なんだ、僕のことかと思った。 ただ、一つ、僕が違う…

究理学と広がる探究心 社会不適合者

僕はもともと、子供の頃から、作品制作と真理の探究以外に興味を持たなかった。 それを究理学と子供の頃に僕は名前を付けたが、その、究理学と創作に必要な事象以外には、笑えるぐらい一切興味がなかった。 というか、今でもそれにしか興味がないし、結局そ…

普通のレールを降りてしまう 自発的に

自分で言うのもなんだが、僕は今のところいい具合に「エリートコース」のレールに乗ってきたと思う。 いい大学行って、いい研究をして、そして、決してコミュ障にならずに、色んな人たちと会って、幅広い知見を得て。 当然のごとくこれからも仮面のように、…