荷内思考開発所

ありがちなことばでありがちなことものを考えてみる

教科書にもニュースにもない「社会常識」について

とうとうLin Wood弁護士が公に発言したので、現代社会の大まかな構造を『知っている』という前提で話をしても大丈夫でしょう。そう思って少し具体的に書いてみましょうか。

今回は現代社会史についてです。

 

はじめに、少し辺縁的な話をします。

 

ナイキのCMが炎上しているみたいですが、個人的にはあれを見て、「米国民主党が進めている分断政策、弱者ビジネスのプロモーションだな」と思いました。

 

こうざっと書いたとき、この表現で何を言っているか「伝わる」人と、「根拠のない中傷だ」と感じる人がいます。

 

このあたり、あまり気にしてなかったんですけど、どうも、自分の身の回りの「知識層」にすら伝わっていないということを知って少々の危機感?を抱き始めました。

知識層の自覚があるならそのぐらいの大雑把な現代社会の構造についての知識ぐらい勉強しといてよって感じなんですが、確かにあまり体系的な知識としては公開されてないんですね。
大学入試試験で強制的に勉強させられる世界史の内容には全然ない内容ですし、「現代」の内容なので、これが規定事実になって教科書的な知見になるのは10年後とか何だろうと思います。なので今生きている最中に現代の世界史を学ぶのはかなり難しいのかもしれない。

 

まず、社会の構造ですが、現代社会において、世界ではお金持ち同士が覇権争いをしています。われわれ下々の者にはどうでもいいことですね。どのみちどこかのお金持ちに仕えて食事を頂かなければならないことですし。なのでよっぽどの自給自足で生きてる人じゃない限りはだいたいどこかのお金持ちから巡り巡ってきたお金でご飯を食べていることだと思います。たぶん。なので個人的にはその構造自体はあまり問題がないと思ってます。

 

問題は、国家というくくりのなかに住むことが窮屈だと思っているお金持ちの派閥がいることです。
”もっともっとお金を稼いでテックを進歩させて自分たちのやりたいことをしたい!”
そう彼らは思っているのですが、そこでもう一つ思うのです。
”国家が邪魔だ!法律とか税制とかで縛ってくるし!!”

 

なので、大きくなった世界的企業は、国家の力をものともしないよう、相対的に国家の縛りを弱体化させるムーブを図る流れがあります。

具体例でいうと、日本で言えば、コロナの時期に国ではなくてソフトバンクのオーナーが直々に地方自治体の長にコロナの検査キットや防護服を差し入れしていたり、自分のところで検査キットを作っていたのが記憶に新しいかと思います。

ああいう感じで、国家なんていらないじゃん!ってやっていくわけですね。

 

あれ、アメリカと中国とロシアとイランと…とか国ごとに戦ってるんじゃないの?と思ったかもしれません。もちろん国同士にも利害はあるのですが、それだけではなく、国のほかにグローバリスト(のお金持ち)という国や民族というアイデンティティを持たないグループがいて、国家群vsグローバリスト(多国籍企業&お金持ち)っていう勢力図になってるんですよね。まあ国の中枢がグローバリスト側だったりして実質グローバリスト=国家と呼ばれて差し支えないじゃんってなってるところもあります。中国共産党も全部ではないですが多くの勢力が実質的にグローバリストといわれていますね。

 

そうするとどうなるかといわれれば、今巷で言われているような、「中国共産党アメリカをかく乱している」っていうのはだいたい当たっているわけです。

 

クルド人などは国をまたいで居住している民族ですが、彼らは「民族」がアイデンティティなので、集団の種類としてはグローバリスト型よりは国家に近いものだと感じます)

 

そのツールとして、BLMとかAntifa等の過激デモ集団(デモといいつつ暴動まで起こす人達)があるわけです。

 

最低限のポリティカルコレクトネスはあるに越したことはないし、ブラックライブズは尊重されたほうが良いに決まっていますが、それを隠れ蓑にして横暴を働いて暴れるのは良くないですね。

 

終わりそうもないので今回はこの辺までの話にします。