荷内思考開発所

ありがちなことばでありがちなことものを考えてみる

想起できる次元の話

八次元までは明確にイメージできるよなーといったことを考えていた。

どこかのタイミングでまとめて小論文だかそのようなものにしたいなーと漠然と夢見ていたのだけれど、そんな機会もなく思いついてから数年たっていた。

 

さっきたまたまこの記事を見かけて、そういえばそういうこともあったな―などと考えていた。

karapaia.com

 

僕の次元(空間)の認識は下記のようなものである。

(ここでは次元というものについて、あくまで「人間が感覚的に認知できるかどうか?」という話に終始している。知覚できない次元に関していえばそりゃ数学的に無限であり、そういう抽象的な話をしているわけではないと最初に断らせていただければ)

 

一~三次元 いわゆる直線、平面、立体の次元

四次元 一つ上の次元 いわゆるクラインの壺的なもの

五次元 過去と未来の次元

 

ここまではだれでも想起できる次元であるとされている。

 

《過去末来を想起できることの証左》

ところで、人はなぜ音楽を好んで聴くのだろうか。

音楽は何次元の情報なのだろうか。

と考えると、メロディーというものを理解できているというということは、今その瞬間になっている音だけではなく、同時に過去末来の音のつながりや空間の響きを踏まえてその人が想像して把握してから良いものとして認識しているということに他ならない。もしその瞬間しか人間が認知できないのだったら、ドレミファソラ…の中で鳴ったラの音も、ドラソファミソ…という音のつながりの中で鳴ったラの音もどちらも同じものとして情報処理されていなければならない。ただ現実のライブ空間ではそうではない。別のものとしてなぜか「認知」されているのだ。

 

さて、ここであなたはある3dのアクションゲーム空間を旅しているプレイヤーになったとする。

イメージでいうとこんな感じ↓

Soubenir 3dゲーム(PC向け)

https://souvenirgame.com/

iphoneゲームのモニュメントバレーみたいな、

抽象的な世界の中で探索しながら縦横無尽に歩き回っているプレイヤーの気持ちになって考えてみる。

 

たとえば右を向くとそこには巨大な立方体の構造物があり、その立方体のこちらに面している面に何か碑文のようなことが書いてあったとする。

プレイヤーであるあなたはその碑文に書いてある意味を読めた。そこに何を書いてあるかを理解できた。

それが次元A

 

そして、自分の後ろには広い空が広がっており、美しい景色があるということをプレイヤーであるあなたは実感できる。

それも次元B

 

同時に、プレイヤーであるあなたはそのマップがどんな形化を俯瞰的に考えることもできる これが次元C

 

そうやって同時に何個までの情報を処理していけるかを考えると、独立したパラメータとして考えると、まず普通の三次元空間の前後左右上下の面について、独立した情報を書き込むことができる。そこで、6個の独立したパラメータを記述できる。

 

ここで、次元とは独立した情報、というよりは、独立した情報が相互作用することで別のものを生成していくといった性質を持つ元の情報のことを次元と呼んでいる。

 

そして、その観点で行くと、パラメータとしてさらに、
ステージのほうが刻々と変化する静的な時間次元、そして、自分がそのステージを縦横無尽に行きかうことで変化をする動的な空間次元を合わせて八次元になる。
もし、感情のパラメータを次元として追加するならば、合計で九次元になるのかもしれない。これはあいまいだけれど。

 

何を言っているのか?という感じかもしれないけれど、感情の次元はおいて置いて、それ以外の「次元」にまつわる相互作用に関しては再現性が存在するのだ。

 

同じゲームを同じようにプレイしたら誰だってその空間で同じことを味わえる。

 

再現性のある論理次元というアイデア(考え)をベースにして、そういうゲーム風メモ帳みたいなツールが作れたら面白いかもしれないなということは前々からちょっと思っている。