一人パソコンに齧りついてただひたすら線を引き、自分のアニメを作っていると虚無に飲まれそうになる。
―そういう不思議な感想を抱いて、思ったのです。
それ、自分が長年望んでいたことじゃないか、と。
誰からも必要とされない、まだ誰も知らない作品を作ることをしていると、
経済価値も何もまだ発生しておらず、
こんな意味のないことに時間をかけるな、労力をかけるな、もっと「有益
なことをしろ」、という内なる声に潰されそうに、
周りの聞こえぬ声、見えぬ圧力、にすぐ屈しそうになるのですが、
そりゃあね、そうだよ。
だって君自身しか知らないんだもの、本当の価値を。
君に、ひとかけら足りないのは「自分の、自分だけの感想を信じきって行動に移す」その信念じゃないかな。