読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

荷内思考開発所

ありがちなことばでありがちなことものを考えてみる

文章と価値 バイト探しと引っこみ思案スパイラル

 ネットのライター系求人を見ていて思うのだけれども、一記事百円前後の価格帯のものがかなり多く、通常のアルバイトと比べても安く見える単価に、応募を戸惑ってしまうのは自分だけだろうか。

 安いというのは、それだけ内容や質はあまり問われないことの裏返しだろうから、初心者が手を出すには比較的容易に手を出すことのできる職種かとも思われる。だから、ライターとしての経験が無い自分のような人間こそ、応募して経験を積んでみるべきとも思うのだけれども、「こんな安い単価で時間を割いて原稿を書くなら、もっと文章を書く練習をしてから、もう少しいい単価の案件に応募できるようなスキルを付けてからにしよう」と、つい、引っ込んでしまう。

 この、技術を身につけてから応募、という姿勢は、ほかの技能職には大いに推奨されるべき態度なのかもしれないが、ライターという仕事は、独学で得た技術の有無より経験から習得した技術の方がはるかに重要視されるのではないかと(未経験ながらに)推測している。だから、きっと自分のこの態度はのぞましくないのだろう。そして引っ込みスパイラル。

 この文章を書くぐらいの軽いノリでお小遣いが発生するんだ、ラッキーじゃないか。と割り切れればいいのだけれども。