荷内思考開発所

ありがちなことばでありがちなことものを考えてみる

枯れつつある価値観の枝葉と充実感の蕾、前進意欲

興味があったものごとが急に色あせて見えてくる瞬間ってのは、それはある種の価値観の転向が自分の中で起こっているサインなんだろうと思う。

 

その時分は確かに不幸に感じるかもしれないけれども、それは自分の中の凝り固まった価値観の何かがうろこのようにはがれつつあるサインなのだと思えば、その色あせた灰色の地面の先には、きっと、今までは見えなかったべつの開けた景色が見えてくるはずという展望が―――。