荷内思考開発所

ありがちなことばでありがちなことものを考えてみる

就活難への改善策を指摘されてる多くのコンサルさんやブロガーさんに対して20代の自分が思うこと~その1~

珍しく直球なタイトルです。

 

最初にいくつか、僕がなるほどと思うブログを貼らせてもらいます。

 

◎ノマド研究所:就活うつ自殺:「甘ったれるな」も「全員が正社員になれる社会を」も両方違う。

http://nomad-ken.com/68

 

◎ 【就活で就職目指すのは負け組】 普通の学生の為の正しい“就活”作法の話

http://togetter.com/li/484679

http://togetter.com/li/484919

 

◎May_Romaさん連続Tweet:日本から出たことのない人の大いなる誤解

http://togetter.com/li/483070

 

◎若者にワークライフバランスなんていらない 城繁幸氏と考える「日本に依存しないキャリア」(中) | グローバルエリートは見た! - 東洋経済オンライン http://toyokeizai.net/articles/-/12808

 

とりあえずこのぐらいにしておきましょうか。

 

順番は 上から若者(当事者)に対して寄り添っている順です。下にいくほど多くの若者にとっては厳しい意見だと感じるだろうな、という風にしました。

 

書き手が違うので意見や感想は異なっていますが、おおまかな物事の見通しは共通で、つまり、(若者に限らず国内における)就職難の原因とは、

「今、生活・雇用面でのグローバル経済が日本に押し寄せてきていて、雇用の構造が世界基準に変化しつつある過渡期であるから」

と言っていますね。

 

僕もこの点は同意です。

すごくシビアな事を言ってしまうと、今まで日本が『一億総中流』という状態で、ある意味とても平等に富が配分されていた過去の方が、世界的に見ると奇跡的な状態なんだろうと思います。すごい恵まれているって言われたって、普段生活している分には全然実感沸かないですけれど。

 

さらに、これは、海外の一部の富豪と比較するから、中流と感じていただけで、実際は 本当は全世界的に見ると、一億層「裕福」だったんだろうな、と思います。

 

それで、まあ、そんなところに、グローバル化の波が押し寄せてきましたと。

グローバル化というのは、地ならしみたいなもので、つまり、均質化です。

世界が狭くなるほど、それぞれの個人にとっては今まで見えなかった、知らなかった世界が見えてくるわけですから、地形などの物理的な距離感は変わらなくても、人々にとっての世界は「小さく、身近に」感じられるようになり、人口の流動が起こりやすくなります。いろんな地域出身の人が混ざり合います。

当然、この流れひとたびとりこまれてしまえば、日本’(または日本の企業)にも流入したり流出したりする人が増えてくるだろうというのも想像に難くないですね。

 

すると、地ならしですから、てっぺんの方に居た一億層「裕福」だった日本は、何か対策をしないと、平均あたりまで引き下げられてしまうわけです。

 

そして、今は登った山から引きずり降ろされかけている最中なのです。いえ、まだ、ほんの左足首をしたから伸びる手に掴まれたぐらいですかね。

 

日本は引きずり降ろされる側なので、世界基準にシフト(=地ならし)するだけで、労働者は以前に比べて相対的に「就職難」で「不遇」に感じるようになるという、

つまりそういうことなんだろうと思います。

 

ここまでは、多くの人がすでに述べていることですので、別にわざわざ字数を割く内容でも無かった気もしますが、根本の流れとしてはこのような前提で話を進めさせていただきます、という紹介でした。 (次の記事に続きます)